
こんにちは。今回は、しんめいPさんの『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』っていう本をみなさんに紹介します!
哲学って聞くと、なんか頭が痛くなりそうなイメージないですか?(笑) でも、ブッダとか老子とか、親鸞とか空海って名前は聞いたことあるんじゃないかと思います。
ブッダってマンガの題材にもよくなってますしね! 僕は手塚治虫先生の『ブッダ』をめっちゃ面白く読んだ記憶があります。今だったら『聖☆お兄さん』とかも有名ですね。
この本は、ブッダとか龍樹とか、老子とか、7人の東洋哲学者の考え方をベースに、ちょっと難しい哲学の話を、今っぽく、しかも日常の例えを交えながら解説してくれてるんです。読んでると、新しいものの見方とか、心がフッと軽くなるような感覚が味わえちゃうかもしれませんよ。
しかも、著者のしんめいPさんがとても面白い語り口で、自分の経験も交えながら、哲学を私たちに身近に感じさせてくれるんです。哲学に詳しくない人でも、さらっと読めるような親しみやすい文章で書かれているので安心してください。
「哲学って難しそう…」と思っている人こそ、ぜひ手に取ってみてください!人生のモヤモヤを、少し楽に、少し明るく感じられるかもしれません。東洋哲学って、実はめちゃくちゃ役に立つんだ!って気づかせてくれる、そんな一冊ですよ。

読書の時間がなかなか取れないあなたへ。そんな時は、Audible(オーディブル)の無料体験がおすすめです。この本の世界観を、プロのナレーションで耳で楽しむことができます。通勤中や家事の合間など、好きな時に好きな場所で、読書体験を深めてみませんか?今なら無料で試せるチャンス!
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』 概要
この本では、ブッダ、龍樹、老子、荘子、達磨大師、親鸞、空海という7人の哲学者の考え方を、著者が丁寧に解説してくれています。で、著者のしんめいPさん、実はすごい経歴の持ち主なんです。東京大学卒業後、いろんな仕事を経験して、最終的には引きこもり状態になったこともあったそうです。そんな厳しい時期に、東洋哲学との出会いで人生の光を見つけたんです。まさに、この本はその体験から生まれたんですよ!
この本の最大の魅力は、難しそうな哲学の話を、私たちの日常生活にめちゃくちゃ近い言葉で説明してくれるところ。読んでいるうちに、「あ、自分の悩みってこういうことだったんだ!」って気づかされること間違いなし。
例えば、ブッダの「無我」の考え方。「自分」にこだわりすぎて苦しんでいる人、必見です!「自分探し」に疲れた人に、新しい視点を与えてくれる本なんです。
「東洋哲学は、生きるのを楽にするための哲学」──なんて、めちゃくちゃ魅力的な主張!各哲学者の教えを、現代社会にどう活かせるかを具体的に解説してくれます。龍樹の「空」の考え方なんて、社会や人間関係を根本から見つめ直すヒントになるんですよ。
東洋哲学とは?東洋思想の本質
東洋哲学は、アジア地域、特にインド、中国、日本などで発展した思想体系を指します。西洋哲学と対比される概念で、独自の世界観と人生観を提示しています。東洋哲学の主な特徴は以下の通りです
東洋哲学の特徴
特徴 | 説明 |
---|---|
実践的アプローチ | 東洋哲学は理論よりも実践を重視し、日常生活における適用を重視します。 |
調和の重視 | 自然との調和や人間関係の調和を重視し、宇宙全体との一体感を追求します。 |
内面的探求 | 外部世界の探求よりも、自己の内面や意識の探求に重点を置きます。 |
循環的時間観 | 直線的な時間観ではなく、循環的な時間観を持つ傾向があります。 |
非二元論的思考 | 善悪や真偽といった二元論的な区分を超えた思考を展開します。 |
東洋哲学の主要概念
概念 | 説明 |
---|---|
道(タオ) | 宇宙の根本原理を表す概念で、自然の摂理に従うことを重視します。 |
空(くう) | すべての存在が相互依存的で実体がないことを説く仏教の中心概念です。 |
無我 | 固定的な自己の存在を否定し、執着からの解放を説く仏教の教えです。 |
陰陽 | 相反する力の調和と循環を表す中国哲学の概念です。 |
東洋哲学は、現代社会においても心の平安や自己実現、環境との調和など、様々な課題に対する洞察を提供し続けています。西洋哲学とは異なるアプローチで人生の意味や幸福を追求する東洋哲学は、グローバル化が進む現代において、多様な思想の一つとして注目されています
七賢の東洋思想
本書では、東洋哲学の核心を象徴する7人の哲学者の思想が紹介されています。それぞれの教えは、現代社会における悩みや問題に新たな視点を提供するものです。
哲学者 | 概念 | 教えの本質 |
---|---|---|
ブッダ (無我) | 無我 | 固定された自己の存在を否定し、変化し続ける存在であることを認識する。執着を手放すことで、生きやすさを見出す。「あれもこれも自分で抱え込まなくていいんだ」という気づきを提供。 |
龍樹 (空) | 空 | すべての存在が相互依存的で、独立した実体を持たないことを説明。物事や人間関係を柔軟に捉える視点を提供し、現代社会の複雑な問題に応用可能な思想。 |
老子 (道) | 道 | 自然体で生きることの重要性を強調。無理なく自然と調和して生きることで、ストレスやプレッシャーから解放されるヒントを提供。 |
荘子 (逍遥遊) | 逍遥遊 | 外部の価値観や制約に縛られず、自分らしく生きることの大切さを教える。自由な生き方を提唱。 |
達磨大師 (不立文字) | 不立文字 | 言葉や文字に頼らず、直接的な体験を重視。情報過多の現代社会において、行動と実践の価値を再認識させる。 |
親鸞 (他力本願) | 他力本願 | 自分一人で全てを抱え込む必要がないことを説く。他者や外部への信頼が心の安らぎをもたらし、自己責任論が強調される現代に重要なメッセージ。 |
空海 (密教思想) | 密教思想 | 人間の欲望を否定せず、それとうまく付き合う方法を説く。自分らしく生きるための実践的な指針となる思想。 |
これら7人の哲学者たちの教えは、それぞれ異なる視点から人生や世界について深い洞察を提供し、読者が抱える様々な悩みに応える内容となっています。
ブッダの無我思想
普段、私たちって「これが私」って思い込んでいませんか?仕事、肩書き、性格、外見…。でも、ブッダは「その『自分』って、実はそんなにしっかりしたものじゃないよ」って言っているんです。私たちの存在って、常に変化し続けているもの。今の自分は、昨日の自分とも、明日の自分とも違うんです。
著者は、「自分」にこだわりすぎること自体が、実は自分を苦しめる原因かもしれないって指摘しています。「こうあるべき」「こうじゃなきゃいけない」って思い込みから解放されたら、どれだけ楽になれるでしょうか?肩の力を抜いて、もっと楽に生きられるかもしれないんです。
すごいのは、「無我」の考え方が、単なる哲学的な概念じゃないってこと。実際の生活に使える「ヒント」なんです。例えば、「これは私のもの」「私はこうじゃなきゃ」っていう固定観念から自分を解放できたら?ストレスや不安から少し距離を置けるかもしれません。
特に、今の社会で「完璧でなきゃ」「常に頑張らなきゃ」と追い詰められている人たちにとって、この「無我」の考え方は救いになるかもしれません。自分を縛る概念から自由になり、もっと柔軟に人生を生きられる。そんなヒントがこの本には詰まっているんです。
ブッダの教えは、別に宗教的な難しい話じゃありません。私たちの心をラクにする、すてきな知恵なんです。「自分」にとらわれすぎないこと。それが、案外、幸せへの近道かもしれませんね。
龍樹の空思想
想像してみてください。私たちが「これは私」「これは社会」って思っているものって、実は、めちゃくちゃゆるいつながりでできているんです。正直、私たちが思っているほど、何かが「固定」されているわけじゃないんです。
龍樹は、すべてのものは互いにつながっていて、独立しては存在できないって言っているんです。ちょっと難しく聞こえるかもしれないけど、簡単に言えば、「私」も「社会」も、いろんな要素がまざり合ってできている、ちょっとふわっとした存在みたいなもの。まるでSNSのタイムラインのように、常に変化し続けているんです。
面白いのは、この考え方を日常生活に使えること。例えば、人間関係のトラブル。普通なら、「あの人が悪い」「私が悪い」って考えちゃうよね。でも、龍樹の考え方だと、そんなシンプルな話じゃないんです。私と相手は、お互いに影響し合っている。だから、固定観念から少し離れて、もっとフレキシブルに考えられるかもしれません。
この「空」の考え方、実は生き方のヒントにもなるんです。「こうあるべき」「こうじゃなきゃ」って思い込みから解放されたら、どれだけラクになれるでしょうか?物事をもっと柔軟に、もっと自由に捉えられるようになるかもしれません。
さらにすごいのは、この考え方が社会問題にも応用できること。環境問題や経済格差など、一見バラバラに見える問題も、実は全部つながっているんです。一人ひとりの小さな行動が、世界を変える可能性がある。そう考えると、めちゃくちゃワクワクしませんか?
正直、龍樹の「空」の考え方は、現代を生きる私たちにぴったりな知恵なんです。固定観念から自由になり、世界とのつながりを感じながら、もっと楽に生きられるかもしれません。
哲学って難しそう?いえいえ、全然そんなことないんです。私たちの生き方を、ちょっとラクにしてくれる、すてきな知恵なんですよ。
老子の道の思想
老子の教えが、この本の中でとっても大切なポイントになっているんです。どういうことかというと、無理に何かを変えようとせず、自然の流れに身を任せて生きることの素晴らしさを伝えているんですね。
著者は、この考え方が現代社会のストレスから解放される秘訣だと言っています。仕事や人間関係で、がんばりすぎて無理やり結果を出そうとするんじゃなくて、ふんわり構えて自然な成り行きに任せると、意外とうまくいくかもしれないって提案しているんです。
「柔よく剛に勝つ」という教えも面白いですよ。直接的な対立や競争を避けて、しなやかに対応することの大切さを説いているんです。ビジネスや人間関係で、無理に押し通すんじゃなくて、柔軟に対応する力が大切だということ。なるほど!と思わせてくれる考え方です。
さらに、「知足」という、欲望を抑えて今ある幸せに満足することの大切さも紹介されています。物質主義や競争社会に疲れた現代人にとって、心の癒しになるかもしれませんね。
驚くべきことに、老子の思想は単なる古い哲学じゃないんです。環境問題や社会の持続可能性といった現代的な課題にも、深い示唆を与えてくれるんです。
結局のところ、著者が伝えたいのは、自然体で生きることの大切さ。現代社会のプレッシャーから解放されて、もっと楽に、もっと自然に生きられるヒントが、この本には詰まっているんです。この「道」を理解することで、単なる知識以上に、日常生活や人生観が変わるかもしれません。そんな可能性に、わくわくしませんか?
荘子の自由思想
「逍遥遊」って、聞いたことありますか?これは、何にも縛られない、まるで鳥のように自由に生きる境地を指す、すごく奥深い考え方なんです。
著者は、この古代の思想を現代社会と結びつけて、めちゃくちゃ面白い解説をしています。何かというと、私たちが普段当たり前だと思っている「成功」や「地位」って、実は自分らしく生きることの邪魔になっているかもしれない、なんて指摘しているんです。
面白い例えがあるんですよ。北冥の巨大な魚「鯤」が、突然大きな鳥「鵬」に変身して大空を自由に飛ぶ話。これって、固定観念から抜け出して、自分の可能性を思いっきり広げることの象徴なんです。「あなたにはもっと可能性がある!」って、背中を押してくれるような物語なんですよね。
荘子の考えでは、すべての存在は平等で、優劣なんてないんだそうです。つまり、他人と比べたり、競争したりする必要はないってこと。どれだけ解放的な考え方でしょう!
特に面白いのは、「逍遥遊」が単なる現実逃避じゃないってこと。むしろ、自由な心で世界と向き合うことで、もっと創造的で充実した生き方ができるんだと言うんです。仕事や人間関係でのプレッシャーから解放されて、自分のペースで生きる。そう、まさにそういうことですよね!
結局のところ、この本が伝えたいのは、「あなたは自由なんだ」ということ。古代の思想が、今を生きる私たちに、深い勇気と希望を与えてくれているんです。
読んでいて、なんだか背中を押されるような、そんな感じがしませんか?
達磨の直接体験論
「不立文字」って、聞いたことありますか?聞き慣れない言葉かもしれませんけど、すごくシンプルで深い意味を持つ禅の教えなんです。
要するに、何かを本当に理解するには、言葉や文字に頼りすぎちゃダメ!っていう考え方なんですよ。インターネットやSNSであふれかえる情報の中で、私たちつい、文字や情報に翻弄されがちですよね。でも、本当の学びや気づきは、直接体験から生まれるんだって。
面白いエピソードがあるんです。達磨大師が9年間、壁に向かって座禅を組んだって話。一体何をしていたんでしょう?言葉や考えを超えた、深い直感的な洞察力を磨いていたんです。想像してみてください。ただ壁を見つめ続けて、何かを悟っていく…。なんだか神秘的じゃないですか?
で、この教えの面白いところは、現代の私たちの生活にも応用できるってこと。例えば瞑想や座禅。言葉では説明できない、直接的な体験を通じて、心の平静を取り戻せるんです。日々のストレスや不安に追われている人には、まさに救いになるかもしれませんね。
創造性にも効果的なんですよ。言葉や既存の概念にとらわれずに、直感的に物事を捉えることで、今まで思いつかなかったアイデアが生まれるかもしれません。
人間関係にも活きてきます。言葉だけに頼らず、相手の表情や雰囲気を感じ取る。そうすることで、もっと深い理解と共感が生まれるんです。
結局のところ、「不立文字」は古い教えじゃなくて、むしろ今を生きる私たちへの、とっておきのヒントなんです。情報があふれる現代社会で、本当に大切なものに気づくための、新しい生き方の提案なんですよ。
何だか、ドキドキしてきませんか?自分の可能性を、もっと広く、深く感じられそう。そんな気がしてきませんか?
親鸞の救済思想
「他力本願」って聞いたことありますか?一見難しそうな言葉ですが、実はとってもシンプルで心強い考え方なんです。
今の社会、「自己責任」って言葉、よく耳にしますよね。頑張れ、完璧を目指せって、どこからかプレッシャーを感じている人、多いんじゃないでしょうか?でも、実は自分一人の力には限界があるんです。それを素直に認めて、時には誰かの助けを借りる。それが、実は本当の勇気なんですよ。
親鸞さんは、自分で一生懸命修行しても、なかなか悟りって簡単には開けないって気づいたんです。で、そこで彼が学んだのは、完璧を目指すよりも、正直に自分の限界を認めて、より大きな力に寄りかかることの大切さ。これが「他力本願」の本質なんです。
「他力本願」=怠けることじゃないんですよ。むしろ、自分の弱さと向き合う勇気。仕事や人間関係で、常に完璧を求めすぎないこと。時には「助けて」って言える、そんな強さのことなんです。
現代社会は、競争社会。みんな疲れているんです。でも、この考え方は、その疲れを癒す処方箋になるかもしれません。一人で抱え込まず、周りと繋がる。社会全体で支え合う。そんな新しい生き方のヒントなんです。
分断が進む今の社会に、この「他力本願」の考え方は、まるで光のように感じられませんか?完璧な自分を求めるのをやめて、素直に助けを求められる。そんな生き方って、実はすごく自由で、強いことなんです。
読んでいて、なんだか背中を押されるような、そんな気持ちになりませんか?
空海の即身成仏論
空海の密教、意外と身近で面白いんですよ。欲望を悪者扱いするんじゃなくて、むしろうまく活用して人生をより豊かにする方法を教えてくれるんです。
「即身成仏」って聞いたことありますか?これは、今の自分のままで悟れるという、ちょっと斬新な考え方なんです。日々の生活の中で、精神的な成長ができるって、すごくワクワクしませんか?
空海は「大欲清浄」という面白い考えを持っていて、欲望そのものを否定するんじゃなくて、それをきれいに、前向きなエネルギーに変える方法を説いているんです。例えば、お金や成功への欲望を、単なる欲望としてではなく、自分や社会をより良くするための原動力として捉えるんです。
マンダラという宇宙図も、実は私たちの生き方のヒントになるんですよ。個人、社会、自然が互いにつながっている。そう考えると、環境問題や人間関係の悩みも、ちょっと違った角度から見られそうですよね。
空海の教えは、難しい宗教の話じゃないんです。むしろ、今を生きる私たちへの、とても実践的なメッセージなんです。ストレスや不安に押しつぶされそうな現代社会だからこそ、彼の教えは新鮮に響くはず。
自分の内なる力を信じて、周りの世界と調和しながら生きる。そんな生き方のヒントが、空海の教えには詰まっているんです。
おすすめの読者層
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』は、以下のような人々に特におすすめです。
対象読者 | 推奨理由 |
---|---|
自己探求や人生の悩みを抱える人 | 東洋哲学を通じて新たな視点を提供。ブッダの「無我」や龍樹の「空」といった思想が、固定観念に縛られた心を解放し、悩みを軽減する手助けとなる。 |
哲学初心者 | 難解な哲学概念をポップな語り口で解説。哲学に馴染みがない人でも楽しみながら理解できる。東洋思想の基礎を学ぶ最適な入門書。 |
現代社会に疲れている人 | 老荘思想の「自然体で生きる」メッセージや親鸞の「他力本願」の考え方が、自己責任論や完璧主義に疲れた現代人に癒しと安心感を与える。「肩の力を抜いて生きていいんだ」と感じられる内容。 |
実践的な哲学を求める人 | 達磨大師の「不立文字」や空海の密教思想など、行動や体験を重視する教えが多く含まれている。哲学的知識だけでなく、日常生活で役立つ実践的なヒントが得られる。 |
新しい視点を得たい読者 | 東洋哲学が現代社会の問題に応用可能であることを示している。新しい考え方や価値観を取り入れたい人に刺激的。「自分」と世界との関係性について深く考える機会を提供。 |
心の解放と気づき
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』を読んでみて、東洋哲学がこんなに身近に感じられるなんて驚きました。哲学というとどうしても「難しい」「堅い」というイメージがありましたが、著者のしんめいPさんの軽快な語り口のおかげで、まるで友達と会話しているような気分で読めました。
この本で特に印象的だったのは、「東洋哲学が自分の人生とどうつながるのか」を具体的に教えてくれるところです。ただ知識を得るだけではなく、実際に日常でどう活かせるのかを丁寧に解説してくれているので、読んでいる間ずっと「なるほど、そういう考え方があったのか」と新しい気づきがありました。
例えば、ブッダの「無我」という教え。「固定された自分なんてない」という考え方に最初は少し戸惑いましたが、これが実際には「自分に対するこだわりを手放して楽になってもいいよ」というメッセージだとわかったとき、心がスッと軽くなったような気がしました。著者が自分の経験を正直に語りながら解説してくれるので、共感しながら読み進められたのも大きなポイントでした。
さらに、ユーモアを交えた語り口がとても楽しかったです。哲学の本で笑えるなんて想像もしなかったのですが、著者の言葉選びやたとえ話が絶妙で、思わず声を出して笑う場面も。難しいテーマを扱いながらも、こんなに親しみやすい本に仕上がっているのは本当にすごいなと思いました。
一方で、これまで当たり前だと思っていた「自分」や「価値観」を揺さぶられる部分もありました。一瞬、心がざわざわするような気持ちになることも。でも、それは新しい視点を得るための大切なステップなんだと思います。この本を読み終えたときには、少し前向きな気持ちになれている自分に気づきました。
この本を通じて、東洋哲学が単なる昔の知識ではなく、今の私たちの悩みや不安に向き合うためのヒントをたくさんくれることを知りました。人生がちょっとだけ生きやすくなるような、新しい「考え方の道具」を手に入れた気分です。哲学に興味がある人はもちろん、「最近なんだか心が疲れてる」という人にもおすすめしたい一冊です。
終わりに 新たな人生の指針
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』は、難しいと感じがちな東洋哲学を、現代の私たちの生活に寄り添う形で教えてくれる本です。「東洋哲学はラクになるための哲学」という著者の視点は、新しいアプローチを学びたい人にとって心強い道しるべになりそうですね。軽妙な語り口や日常に即した具体例を通じて、難解な概念も自然と理解できる工夫がいっぱいです。
ブッダの「無我」、老子の「道」、龍樹の「空」などを学びながら、日々の悩みや社会の課題に対する考え方が少し変わるかもしれません。この本は、単なる哲学書ではなく、読んだ後の人生観や生き方に具体的な変化をもたらす力を持っています。自分と世界の関係性を見つめ直し、自然や社会との調和の中で自分らしく生きるヒントを探したい方にぴったりの一冊だと思います。ぜひ手に取って、東洋哲学の智慧を日々の中で味わってみてくださいね!
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