今回紹介するのはミリオンセラー作家・永松茂久氏が書かれた『君は誰と生きるか』です。
「SNSでのつながりや新しい人脈がないと焦る」「友人や仕事仲間に囲まれている人が羨ましい」。こんな不安、少なからず感じたことはありませんか?今の時代、いつでも誰かと、より多くの人と繋がっていることが価値や安心に繋がっているような気がします。
しかし本書で述べられているのは、人生において大切なのは量ではなく、質であるということ。
『君は誰と生きるか』は、焦りや不安を抱えながらも周囲の人との関係をより良くしたいと願う全ての人に向けて、「誰と生きるか」の重要性を問いかけています。
この本は、無理に多くの人と関わるのではなく、身近にいる本当に大切な人々との絆を見直し、深めることの意義を教えてくれています。
今、自分の生き方に苦しさを感じてる人、人間関係に悩んでいる人にぜひ読んで欲しい一冊です。
この本は会話調で進んでいくので、Audibleで聴くのにぴったり。難しい専門用語もないので頭にも残りやすいです。日頃の忙しい日常の中でも、通勤時間やちょっとした隙間時間に聴けるのもありがたい。簡単に永松メソッドを学べちゃいますよ。
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なぜ「つながりの数」にとらわれるのか?
本書の冒頭では、SNS時代特有の「つながりの焦り」に触れています。
私たちはフォロワーや友人の数を見ては、「もっとフォロワー数が欲しい、もっと多くの人とつながらないと」と考えてしまいがちです。
しかし、著者の永松茂久さんはその価値観に一石を投じています。
量より質、そして身近な人を大切にすることが本当の豊かさをもたらすというメッセージ。
人間関係の質が深まれば、人生そのものが豊かに、そして意味深いものになるのでしょう。
どうすればいい?行動のヒント1: 人脈より、今いる人を大切に
つながりの数を増やすことに追われる日々から一度離れてみませんか?
まずは「自分の一番近くにいる人」に感謝の気持ちを伝えることから始めましょう。
家族、親友、または職場の同僚など、今すでに身近にいる人と真剣に向き合うことで、驚くほど心が豊かになる体験ができるはず。
大切な人との関係を見つめ直すプロセス
永松さんは、私たちが「本当に大切にすべき人」に目を向けることの重要性を説いています。
出会いは多くの場面で得られますが、必ずしも全ての出会いが人生に深い影響を与えるわけではありません。「あの人の所に行けば何か良いことがあるはず」なんて自分本位な考えで人脈を増やそうとしても、思ったような結果は得られない。本当に大切に思う人に自分は何ができるのか。TAKEではなくGIVEの想いが大事なんですね。
本書は、近くの人を喜ばせることで、自然と新しい出会いが引き寄せられるといった独自の人間関係論を教えてくれます。例えば、日常で笑顔や思いやりを忘れずにいることが、自然と他者を引き寄せる大きな力になるのです。笑顔を絶やさない人のまわりって楽しそうで人が集まってる気がしませんか?
どうすればいい?行動のヒント2: 1メートルの距離を大切に
本書の中で語られる「まずは1メートル泳ごう」という考えはとても象徴的です。
自分の近くにいる人々—家族、友人、仕事仲間など—に目を向けることから始めてみる。
具体的には、日々の挨拶や会話を丁寧に行い、関心を持って話を聞くこと。それだけでお互いの距離が縮まり、信頼関係が深まります。
人生の扉を開く鍵を見つける
本書の締めくくりには、私たちが「扉を開く鍵」はすでに近くにあることを気づかせてくれます。
たくさんの友人を作ることや、誰かに認められることが必ずしも成功や幸せを保証するわけではありません。
本当に大切な人が誰であるかを知り、その人と共に過ごす時間が何にも代えがたい価値になるのです。
どうすればいい?行動のヒント3: 小さな与え方を実践する
「与えることは巡り巡って自分に返ってくる」というのは、人間関係を豊かにする普遍的な真理です。
自分から積極的に愛情や親切を周囲に与えることで、自然と人間関係が育ちます。
例えば、友人や家族の話を聞く際には、話の内容に関心を示し、相手の気持ちに寄り添ってみるとよいでしょう。それが相手との信頼を育み、深い絆を生むのです。
まとめ 人生を共にする人を考えるきっかけとして
『君は誰と生きるか』は、焦りや不安に左右される現代人に向け、幸せな人間関係を築くための考え方を示してくれる貴重なガイドです
。師匠(斎藤一人さんなんですが)との対話形式で読みやすく進み、時には心を揺さぶられ、時には気づきを得ながら読むことができます。
この本を読むことで、まずは目の前の人と笑顔で過ごすことから始め、少しずつ心豊かな人生へと歩み出してみませんか?
実際僕が妻に言われたことですが、僕が笑顔でいることで家族が楽しく笑顔で暮らせるのだと。
以前の僕は、家族が笑顔でいてくれるために自分は苦しいことに耐えているなんて自分本位の自己犠牲の考えでした。だから家族の前では暗い顔ばかりしていて。自分から笑顔を作ることはなく、笑顔は与えられるものなんだと無意識に思っていたのでしょう。
でも、妻に言われてから意識的に家族に笑顔を作るようにすると、家庭の雰囲気も明るくなり、子供からも最近のお父さん雰囲気いいねなんて嬉しい言葉をもらえたりして。
僕が本当に大切なのは家族の幸せで、家族と共に過ごす時間が何事にも代えがたいものだと改めて認識できました。
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